新型コロナウイルス依然厳しいモロッコ

モロッコの歴史や文化に触れてきましたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大により日本をはじめ、世界各国が大変厳しい状況に陥っております。もちろんモロッコも例外ではありません。

EURECAは日本モロッコ協会の会員、日本アルガンオイル協会の会員でございます。また、仕入れやモロッコの通訳の方などと繋がっており、モロッコの現状など聞ける機会があります。日本から遠く離れたモロッコの貴重な情報をこれから綴っていきます。

新型コロナウイルス対応

モロッコ政府はコロナ蔓延の兆しを早く察知し素早い対応をとりました。日本より早い段階で様々な厳しい制限を設け全国民に強く訴えました。モロッコは感染拡大で甚大な被害を受けたスペイン、イタリア、フランスに近く序盤はかなり抑えこめました。

果物が潤うモロッコの市場…この光景が再び見れますように…（２０１７年EURECA撮影）

モロッコの緊急衛生事態宣言は日本より厳しい内容です。許可なく食品販売店、薬局、病院などへはいけません。もちろん飲食店はもってのほかでした。ですが、厳しい制限での国民の苛立ちも目立ちゆるみが出るのは日本同様のようで、マスクをして外出するも会話はマスクを外してしまうなどで感染拡大が現在も続いてしまっており先が見えません。

日本では世帯全員に一律10万円の支給がされましたが、モロッコでは失業や収入源の人は携帯のメッセージ機能で自分のID番号（日本でいうマイナンバー）を専用窓口に送ると家族構成などの人数により1～2万円程度支給されます。携帯に送られてきた個人用の暗証番号を郵便局や銀行に提示するとその場でお金がもらえるシステムです。年金世帯は除外されているそうで、ID番号の位置づけは日本より進んでいると思われます。

また、貧困層には食糧支援も行っております。家賃については半年間猶予されたりしており、素早い対応だったようです。マスクは義務化されており、値段は誰でも買えるように１枚約10円で入手できます。日本でもマスクは配布されましたが、いつ来るのかわからないマスクを待つより転売や買い占めなどを早めに厳罰化して対処するべきだったかもしれませんね。

コロナウイルス感染拡大が最も酷いのがカサブランカです。元々人口も多く都市ですのでなかなか感染者が減りません。モロッコに行った時に通訳をお願いした方に状況を聞いた所、ホテルなどは今も休業したままの場所も多く、生産、物流などの仕事もまだまだ以前の状況には戻っていないというお話です。

アルガンオイルについても一時期、入手が困難なために原料が高騰してしまい、なかなか引っ張れない状況でした。最近は少し落ち着いてきて少しずつですが戻りつつあります。それでも輸入までには時間がかかりそうです。

EURECAではコロナ前に生産をしていた事もあり、在庫のストックがございます。コロナ禍とはいえクリスマスもありますし「ウイズコロナ」のクリスマスを有意義にするためにも「お肌を守るアルガンオイル」をプレゼントにお選びいただくのはいかがでしょうか？

乾燥して肌荒れの時期、EURECAは4月から「マスク肌荒れケア」を進めて参りました。是非、お選びくださいませ。