アルガンオイルの成分や効果を科学的な見解で読む

アルガンオイルの成分を読み解き正しい知識を理解しましょう

アルガンオイルは、世界中でアンチエイジングの美容オイルとしてとても注目されております。ビタミンEやオレイン酸などアルガンオイルに含まれる成分はいったいどのようなものか？アルガンオイルに含まれる成分を今回は解説していきます。

ビタミンE（トコフェロール）

ビタミンEは、多くの食品に含まれている脂溶性の栄養素です。ビタミンEには酸化防止作用があり、体内でフリーラジカルによるダメージから細胞を守るのを助ける効果があるとされ、若返りのビタミンともいわれております。例えば、植物オイルでビタミンEの含有が有名なオイルには「オリーブオイル」があります。アルガンオイルにはオリーブオイルの4倍ほどのビタミンEが含有していると言われております。

また、その他の成分として特徴的な点は、いわゆる三大必須脂肪酸である「オメガ9」「オメガ6」「オメガ3」を含有している点があります。

オメガ9　オレイン酸

オレイン酸は、脂肪酸の中でも一価飽和脂肪酸に分類され、酸化しにくい特徴があります。血液中の悪玉コレステロールを少なくして動脈硬化や心臓病、または高血圧の予防にも効果があると言われております。また胃腸を整え、便秘解消にも効果が期待されます。

また、オレイン酸の美容効果として、人間の肌に元来含まれている成分ですので、肌の保湿や抗酸化力を助ける働きがあるとされているため、乾燥によるアンチエイジング効果の期待が持たれています。

オメガ6　リノール酸

オメガ6は、必須脂肪酸と呼ばれております。人間の体の機能を保つために重要な成分とされております。

必須脂肪酸は体内で生成する事ができないため、基本的には食事により摂取され、体内に取り込んでおります。また取り込むことによって体内で細胞膜の材料や、出血が起こった時に「血を固める」などの重要な役割を果たしてくれます。

またリノール酸の美容効果として、保湿や抗炎症作用などの作用もあるとされております。肌から水分の蒸発を防ぐだけでなく、エモリエント効果も期待され、肌のバリア機能を高めると言われております。

オメガ3　リノレン酸

オメガ3もオメガ6と同様必須脂肪酸とされており、人間の体内で生成されないので、基本的には食事などによって摂取することで体の機能を保つ働きをしております。効果的に体内に取り入れることで血流改善や生活習慣病の予防、アレルギーなどの抑制効果などに期待されております。

また、リノレン酸の美容効果として、保湿効果や抗炎症効果の他、肌のターンオーバーの働きを促進し、美しい肌へと導く働きがあるとされております。

まとめ

このようにアルガンオイルに含まれる成分はいずれも美と健康維持には欠かせない成分が多く含有しております。特に人間が自分で作る事が難しい油は外から摂取する必要があります。青魚などが苦手な方には植物油がおススメです。特にアルガンオイルは肌に塗布するのもよし、食用アルガンオイルで「食べる」のもよし、モロッコの黄金はとても万能なオイルなのです。科学的に裏付けもあるスーパーオイル「アルガンオイル」を皆様の美と健康のためにも是非、お手元に置いてみてはいかがでしょうか？

参考文献　日本アルガンオイル協会　アルガンオイルbook